土木事業悪天候時の安全確保対策
■埋設・圧迫による窒息と経過時間
山間部の工事などで霧のため視界が悪いときは、無理をせず中止を。
建設機械の運転は大きな事故につながる危険性があるため、職長は早めの対処を。
■雨 天
作業中、土砂を取り扱うことが多い管工事業では、降雨中はもちろん、雨が上がり作業
再開になっても以下のような注意が必要。
- ●浮き石が見られるときは防綱をかけるか、技術者に取り除かせる。
- ●湧き水がある場合は、地山の状況を調査し、止水処理または排水処理を施す。
- ●湧き水が増したり濁ったりするときは、掘削中の場所なら、土止め支保工の設置、
補強を。
■凍 結
冷え込んだ日の翌朝は、建設機械やその通行経路、作業で使用する設備、地山に凍結が
ないか点検する。
- ●地中配管工事の死亡災害全体の約4割を占めているのが土砂崩壊です。
作業員の命を守るためには、作業環境の変化に応じた施工計画の見直しが必要です。
〔安全くん27号‐5頁〕