暑さと湿気に注意しましょう!
〜熱中症の対策〜
毎年、熱中症による死亡災害が発生しています。
中でも建設業での災害が多いため、十分に注意をお願いします。
■熱中症とは・・・
体温調節や循環機能を損ない、水分塩分代謝の平衡バランスをくずし、作業遂行が困難
または不能に陥った状態をいいます。
真夏の屋外や蒸し暑い屋内作業では、体温調節機能がめいっぱいに稼働するため、心臓は常に過労状態になります。こんな時に、残業・徹夜・夜更かし・寝不足等が続くとどうしても熱中症(熱射病・日射病)にかかりやすくなります。
■熱射病
体温が40℃以上に急上昇する。あくび→めまい→意識障害→けいれんを経て死亡に至る、
緊急処置を必要とする危険な病気。
☆すぐ救急車を要請し、到着するまでの間、全身をまず冷やすこと。
★屋内の蒸し暑い場所で、体温の発散が困難となったときに発病するケースが多い。
(よく、車に放置された幼児が亡くなっている)
■日射病
日射病にかかると、頭痛・発熱・顔面蒼白・めまい等の症状がでる。
☆すぐに日影の涼しいところへ移して、水分を補給して安静を保つこと。
★頭痛や後頭部に直射日光を長時間受けていると日射病になるケースが多い。
1.気温が30℃程度でも、湿度が80%以上の時は、長時間の屋外作業は避ける。
2.屋外での作業には、風通しをよくし、直射日光を避ける工夫をする。
3.作業中は、水分・塩分を十分補給する。(スポーツドリンク◯、冷えすぎは×)
4.服装は、肌の露出を少なくして、かつ風通しのよい状態にしておく。
5.休憩を適当にとる。(集中力を発揮するため)
6.疲労回復のため疲労回復のため、タンパク質・ミネラル・ビタミン類を意識して十分に
補給する。
〔安全くん34号‐5頁〕