腰痛になりやすい状況
〜自分の体も、しっかり養生を!〜
腰痛のシーズンは冬。しかし、最近多くなってきたのが事務所内の冷房によるものや長時間のディスクワーク、車両の運転などが原因と思われるオールシーズンタイプの腰痛。
■スポーツで痛める、または再発する・・・
一度「やってしまった」方は、腰に負担がこないように気をつけておられるようですが、
夏から秋にかけては気温も高いため、それもつい忘れがち。
建設業界にも多い釣りファンならば、川の流れに入っての鮎釣りなどは要注意。
また、ゴルフでも急な斜面やラフからのショット、アップダウンのきついコースも後が
こわい。この他にも、マウンテンバイクやオートバイでのツーリングも腰に負担が掛かっています。
スキー、スノーボードも腰。また、ダンベル体操などの筋力トレーニングも正しい方法で行ってください。
日頃の運動不足をこの時とばかりハッスルしすぎて逆効果にならないようご注意を!
■通勤、デスクワークが原因に
都市部では殺人的な超満員の通勤電車の中で、不自然な姿勢を強いられ足腰を痛める
ビジネスマンやOLが多いようです。
特に、吊り革で自分の体をからくも支えている時に、後ろでデイバックの若者が背中を
押しつけてくるという状況など、まさに最悪。
また、デスクワーク、クーラーによる腰の冷えからくる腰痛に悩んでいる方も多いはず。
毎日のことですから、我が身を守る工夫をしましょう。
■車両系建機の運転も、腰痛が発生しやすい作業です
作業時や走行時の機体のバウンドやエンジンの振動が、腰に悪影響を与えるようです。
最近の重機の運転席は居住性も向上していますが、クッション等を用いて少しでも振動を低減させる対策を講じてください。
最近の健康ブームで、各家庭にも一冊は健康に関する本があるのでは?
自分の体ですから、まず「自分の体に聞く」こと、そして「正しい知識」をもって、
しっかり「養生する」ことが「体が資本」の私たちのあるべき姿ではないでしょうか。
〔安全くん35号‐2頁〕