感電事故の恐ろしさ
〜最近の事例と統計〜

 平成24年の1年間の感電事故による重大災害(死亡及び4日以上の休業)の件数は、全産業で108人。
うち建設業は41人にも及んでいます。(内、死亡災害は、全産業で15人、建設業で7人)
墜落落下、重機災害などに比べると少ないことも確かですが、電気自体は極めて身近なものだけに、誰もが被災する可能性がある災害です。

災害の状況は、電線に直接・間接的に接触するケースが多く、電気・通信工事やクレーンの使用時の事例が目立ちます。また、仮設電気設備が起因するケースもあります。

設備工事で注意いただきたいのは、単独且つ狭い空間(閉鎖的な)での作業です。
電動工具類の点検から作業の進め方、作業姿勢など、管理者の目が届かないケースが多く、夏場では狭い高温多湿の環境下での作業となるので、機器の不良が原因で感電しやすく、身動きもとれず、また他のメンバーからも発見されにくいという悲しい状況の中で被災する事例は毎年起こっています。

昔(30年以前?)は、誰もが「ビリッ」とくる体験をしたものですが、今では日常生活の中で感電の危険が皆無といってよく、若い人の恐怖感は年配者に比べ相当低くなっています。再度認識を深められるよう教育をお願いします。

〔安全くん52号‐3頁〕