侮りがたし1m!
〜可搬式作業台の安全〜

作業床高さ2m未満の可搬式作業台。従来の脚立やウマ足場よりも安全ではあるが1m前後床高さは危険を軽視しがちです。作業前の点検ポイントと危険について考えましょう。

■室内高所作業の危険

作業台による墜落、転落事故の多くは足元よりも上向きの姿勢による不安定からバランスを崩した結果です。
天板上で電動工具の反動で墜落する事故が多く、1m未満の作業高でも落下姿勢により死亡事故に繋がるので油断は禁物。
作業台の脚元は部材等散乱せぬよう整理整頓をしましょう。

■可搬式作業台の点検

作業台は設置場所の安全確保とともに機器にも始業前点検が大事です。

《目視点検》 (1)天板、踏桟に油、泥が付着、曲がり、亀裂はないか。
(2)支柱、各部の接合部、リベット、ねじ、ピンに割れやゆるみ、
   抜けがないか。
《作業点検》 (1)全ての止め金具は確実にロックしているか。
(2)支柱及び伸縮脚がスムーズに動くか。
(3)天板、踏み桟がガタガタしていないか。
(4)開止のゆるみやガタつきはないか。

※設置後、最下段の踏み桟に脚を軽くのせ、伸縮脚が縮まないことを確認してください。

■可搬式作業台の災害

1.作業台端部からの転落・・・上向き姿勢、上部への意識集中
2.昇降時の踏み外し・・・物を持ったままの昇降、背を向けての昇降
3.反動による転倒・・・ドリル、ブレーカー等、工具使用時の反動
4.脚の急激な縮みに驚いて飛び降り
5.床開口部に脚がハマる、段差部分にずれる

〔安全くん54号‐4頁〕