クレーン機能付油圧ショベルのしくみ

掘削作業からクレーン作業へ1台2役の働きをするクレーン機能付油圧ショベル。2000年2月に厚生労働省労働基準局より移動式クレーンとして使用が認められました。

■クレーン機能付油圧ショベルの構造

従来の油圧ショベルとは異なり、クレーンの構造規格に合致した過負荷警報装置等の安全装置を装備した移動式クレーン仕様の専用機です。その構造はウインチを用いて巻き上げ下げによる吊荷作業を行う一般のクレーンではなく、ブームとアームが屈曲する油圧ショベルのアーム先端部分に吊り上げ装置(吊りフック)を装備した油圧ショベル兼用の移動式クレーンです。作業モードをクレーン作業に切換え、起伏操作により荷を上げ下げし旋回操作で水平移動させます。バケット操作はロックし誤作動を防止しています。

■クレーン付油圧ショベルの安全装置

クレーンの安全装置には次のものが装備されています。(右図)
(1)ブーム・アーム角度センサ 
(2)ブーム圧力センサ 
(3)荷重表示モニタ
(4)アーム・ブーム落下防止弁
(5)水準器 
(6)外部表示灯
(7)外れ止め付フック
(8)表示銘板(定格荷重)

使用するには 車輌系建設機械運転技能講習修了と小型移動式クレーン運転修了の両方の資格が必要となります。
玉掛は技能講習修了の資格が必要です。

〔安全くん55号‐2頁〕