「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ」

これは、山本五十六元帥の言葉として有名ですが、仕事を教えるにあたっての指導者の心得を説いたものです。
しかし、これを「安全教育」に置き換えた時、皆さんはどれくらい実践しているでしょうか?
職長さんは、仕事を教えるだけで、「安全面については安全担当者の仕事だ」という認識の方が大半では?
「言って聞 かせて」それだけ、とか「させてみて」文句ばかりいっている。
また、いまさら「やってみせ」るなんて・・・。「ほめてやる」とつけあがる・・・。という気持ちもあるでしょう。
皆さんも経験があるでしょうが、基本通りの安全行動というのは、“プロのやることではない”、“バカにされる”、“時間やコストもかかり合理的でない”というようなイメージがありますよね。
逆に、きちんとやるには非常に“勇気がいる”、という人のほうが多いようです。
職長さんが、見本を示さなくては誰もついてきません。そして、仕事の早さ、正確だけに注目するのではなく、安全に注意して作業しているメンバーもほめてあげてください。
安全ルールに従って慎重に作業しているメンバーの“勇気”をみんなにも広げていただきたいと思います。

〔安全くん56号‐6頁〕