『安全スローガンや標語の力』

「安全週間」では、ポスターの掲示や安全標語の募集など一見、“言葉だけ?!”というような印象をお持ちの方もおられるのでは?
しかし、以前この「安全くん」のアンケートで“記憶に残っている安全標語や現場でのスローガンは?”と、お聞きしたところ、大半の人が「今、入っている現場のスローガン」でした。
毎日唱和したり、現場内に貼り出してあるからでしょうが、とっさに出てくるということは、しっかり記憶はできているようです。
では、これを本当に意味のあるものとするにはどうすればよいか?
●とにかくどんな作業にで、職場のスローガンをあてはめて考えてみる。
●また、何か問題が発生した時の判断基準としても使ってみる。
●何を優先するのか、どのようにしていくのか?
こんな時、現場で決められたスローガンにそって考えてみる。
これらは、元請が決めて掲げているわけですが、現場内での共通の合言葉であり、他職とも共有の認識となっているはずです。
いわば、“錦の御旗”であり、あなたを守るキーワードにもなります。
また、さまざまな安全標語を身に付けておいて損はありません。
どうすればよいのか迷ったとき、先人たちが作ってきた標語=安全活動の原理や原則が、あなたを正しい判断に導いてくれるはずです。

さて、今回「足場先行工法」の土木版として「土止め先行工法」が発表され、各社・各団体でも推進していくことになりましたが、これも言葉=“ネーミング”を決めることで広く認知され、“溝掘削の際は、土止め先行!”というように皆が自然に意識するようになっていくことと思います。
言葉の力は、大きいものです。

〔安全くん58号‐4頁〕