『高所作業車の運転技能講習について』

◆10m以上の機種には、「技能講習」が必要です!

最大作業床高さ10m以上の高所作業車の運転・操作を行うには、「高所作業車の運転技能講習修了者」の資格が必要です。
(労働安全衛生法第61条、労働安全衛生法施行令第20条の15)
もし、実際の作業が10m未満であっても、使用する機械の能力が10m以上であれば、「特別教育」ではなく、技能講習が必要となります。
この「技能講習」は、労働基準局の指定教育機関で受けることができます。
(建機メーカーの教習所や各地の建設業労働災害防止協会等で開催していますが、毎日開催しているわけではありませんので、事前に確認の上受講してください)

◆技能講習の内容は、学科と実技です!

1.作業装置の構造及び取扱いの方法に関する知識(5時間)
2.原動機に関する知識(内燃機関、動力の伝達等)(3時間)
3.一般的な事項(力学、感電による危険等)の知識(2時間)
4.関係法令(労働安全衛生法、規則など)(1時間)
5.高所作業車の基本操作(実習)(6時間)

以上の5科目で計17時間で、3日間が標準です。なお、それまでに取得していた資格により一部受講の免除を受けることができますので、教育機関にお問い合わせください。
(受講料は、各教習機関により異なりますが、概ね4万円前後です)

◆無資格者による事故が多い!

もちろん、技能講習を受けていないことによる“無知”が原因と思われるのも多いのですが、やはり“無資格”であることによる“引け目”が、あせる気持ちを誘発し、思わぬ事故を引き起こしてしまうように思われます。
高所作業車に乗り、周りから見上げられるようにして作業をしている時、実は無資格である恐怖に怯えている・・・。
そんなことがないよう、堂々と仕事をするために必ず技能講習を受けてください。

〔安全くん59号‐2頁〕