『職長は、経験を語るべし!』

 いよいよ寒さがこたえる季節に入りました。
ベテランの部類に入る職長さんたちは、体調の維持のため長年の経験からいろいろな用意をされていると思います。
 服装についても、軽くて保温性がよく、さらに通気性のよい下着とか、サポーター、手袋、首筋を守るちょっとしたマフラーのようなもの、などなど。
 健康、体調の維持と作業内容、使用する器具などにより、一番最適なものを用意する。このあたり、職種によって、また作業現場・環境によって異なると思いますが、職長さんの工夫をメンバーに伝えてあげてください。
若者は、ファッション重視の傾向があり、実用性を二の次にしてしまうことが多いようです。何故、この工夫が生きてくるのか、実体験からお話されることで、みんなのことを気遣っている職長の心情も理解されることでしょう。
 また、体のメンテナンスについてもお願いします。首筋や腕、腰から足先まで、始業前にどの筋を伸ばしておけばよいか、休憩時にどのツボを押せば疲れが取れるのか、など。
これらも作業、器具により様々なポイントがあると思います。故に、経験が深い職長さんたちのノウハウが役に立つ部分です。
 「身体が資本」である職人の世界。そして、マニュアル化しにくい部分(気持ちの持ち方や日常の体調管理、養生等)については、職長の経験談がこれに代わるもの。
武蔵の五輪書とまではいかずとも、今一度、知らず知らずにやってきたことを自分なりに検討し、後輩たちに伝授してあげてください。

〔安全くん66号‐4頁〕