『若いメンバーを“お客さん”扱いしていませんか?』

頭からそう思い込んでいた、何故か勘違いしていた、ややこしそうなので覚えようとしなかった、深く考えたことがなかった、まるで気にしていなかった、自分に関係ないと思った、無意識にそうしていた、いつもの習慣でなんとなくやった、危ないと思わなかった、誰かがやると思っていた、注意されなかったので・・・

 何らかのトラブルが発生した時、その理由や状況を聞くと、このような言葉が出てくることがよくあります。いわゆる「当事者意識」が欠けており、常に「現実逃避」をしている。仕事やチームになじめないまま「部外者」「傍観者」のポジションをとっている。そんなイメージではないでしょうか。
 このような若者たち(この頃は、若者に限らないようですが・・・)を苦手とする職人気質の職長さんは、ややもすると「お客さん」扱いしがち。どうしても叱ることや注意ができず、突っ込んだ説明も仕事を与えることもできない。そんな気分が相手に伝わり、さらに疎外感を与えてしまう。
 ある人によれば、「当事者意識とは、自分の役割に応じた意欲と責任を持つことである」とされています。そしてこの当事者意識がないと、問題解決が進まず安全活動自体もなんら効果の無いものになりそうです。 メンバー全員が仕事や安全の当事者として、互いに厳しく指摘しあい助け合えるようなチームにしていくことが職長に期待されています。

〔安全くん67号‐4頁〕