『“魔の一瞬”を避けるために、あなたは何をしていますか?』

今回の安全くんは、開口部の柵が外れているのは

目には入っているものの注視せず、それが

“いつもと違う”=“危険”とは感じなかった

ようですね。

日常生活でも似たようなシーンが多々あります。

例えば、自動車運転中に信号が赤なのにブレーキ

をかけるのが一瞬遅れる。

朝、テレビの時刻表示を見ているにもかかわら

ず、家を出るタイミングが遅れる。

これらは、赤信号や時刻表示が目に入っていても

それが何を意味するのか気がつかない、ぼんやり

しているか他に意識が向いている状態です。

こんな状態のときは、たとえ指差確認の動作を

していても、目の前の異常(=危険な状態)に

気付かないこともあります。

「いつもはちゃんと注意しているのに」「普段なら気付くはずだが・・・」トラブル発生の

後、よくこんな会話が出てきます。

不安全な状態、行為と注意力・集中力が低下しているタイミングが重なった時、この

“魔の一瞬”を迎えることになります。

これを避けるために、危険な場所、状態、タイミングについて繰り返し安全教育を受けて

いるはずです。そして、現場内でも危険箇所に様々な表示がつけられています。

では、これらの危険へのあなた自身の対策は?

最近、ヒューマンエラーの研究が進んでいますが、皆さん一人一人の頭の動きまではわか

りません。“魔の一瞬”を迎えないために自分自身の分析(どんな時にぼんやりするか

等)と対策(注意力や集中力のもっていきかたなど)を行ってください。

ベテランの方は、「自分は、こうだから常に○○を心がけている」というように自己分析

と対策をお持ちです。職長の皆さんの経験談が役立つはずです。

〔安全くん72号‐4頁〕