『現場のニーズとメンバーをつなぐ役目』

●新規入場者教育における職長の役割は、その
現場での仕事内容、作業環境、他職との関係や
元請、現場所長の方針をよく理解し、これを
メンバーにわかりやすく伝えていくことにあり
ますが、そのためには、メンバーそれぞれの
知識・経験・能力を踏まえ、より具体的に説明
する必要が出てきます。
これらは、仕事を熟知し、普段からメンバーと
接触している職長にしかできない仕事です。
●最近、ヒューマンエラーによる事故が急増しています。
これは、安全まで他人任せにしてしまっている風潮のあらわれではないでしょうか。
自分自身のことはあまり深く考えない。
自分の関心があることだけに耳を傾け、現場について説明を受けてもそれが自分にどの
ような影響があるのか想像することもできない。KYに関してもいつものパターンで終始している。そんな、光景が増えているようです。
- ●職長は、仕事内容に応じてメンバーが忘れている過去のヒヤリハットや気になるクセなどを指摘し、思い浮かばせながら、だからお前は危ない、この点に注意せよ、と具体的に踏み込んでいくくらいでないと効果は上がりません。普段からメンバーのことをよく見、よく聞いておくことで、このようなことが言える人間関係ができます。
職長さんのお蔭で作業も無事終了し、メンバーも満足して次の現場を目指す。
職長さん、頼りにしています!
〔安全くん74号‐4頁〕