ヒヤリハットの引き出し方

 この「安全くん」でもたびたび採り上げていますが、「ヒヤリ

ハット」をメンバーに出させるのはなかなか難しいもの。

 唐突に「いつまでに出せ」と、言われても思いつくものでは

ありません。

 「一瞬の出来事で、結局何も無かったのですぐに忘れる。」

と、いうよりも一々その度に“ヒヤリハット!”して作業を中断

していては仕事にならないのが本音。

 そこで、思い出させるようにゆっくりと1日に仕事の流れや作業

内容を順に言って、各自がやっていたシーンを思い出させると、

「そういえば、こんなことが・・・」と出てくるのではないでしょうか。

 しかし、先回りして「それで、こうだったのか、こうしたのか」というように決め付け

ないで、じっくり正直な気持ちで話を引き出し、自分でメモさせること。

“取り調べ”のような雰囲気になると最悪です。

ヒヤリハットは、決して悪いことではなく、誰もが経験するようなことで、且つ繰り返し

起こるような根深いものが多いだけに、本人のためにも周囲のメンバーのためにも少しで

も早く問題として採り上げ、解決に向けてみんなで考えていきたいもの。

いわゆる「あるある」をみんなで分析して、合理的に解決する。職長の腕の見せ所です。

〔安全くん80号‐4頁〕