重機作業の安全 ローラ系の事故と対策について

ローラの事故による被災者は、オペレータ自身と周囲の作業員に分かれ、そのパターンを見ますと概ね以下のようなケースが多いようです。

1)オペレータが被災する事故
①ローラが路肩から転落して
②オペレータがローラから転落して

2)周囲の作業員が被災者となる事故
①止まっているローラの前後(オペレータの死角)にいて、急に動き始めて
②ローラに背を向けて作業中に、オペレータに気が付かれずにローラが後進してきて

<対策>

◆オペレータは、施工・移動する箇所の中で危険なところを事前に調査し、目印をつける、もしくは安全に走行できるように措置をとること。機械からの乗り降りに注意し、手すりやステップにも留意する。また、始動前の周辺の安全確認と作業中の作業員との連携に注意すること。

◆作業員は、当日の施工内容・手順を頭に入れておくこと。 そして、重機の死角に入らないことと重機と近接作業に入る際は、オペレータ・誘導員との連携に注意すること。

<「起こりえない」と「起こりうる」>

今回の安全くん〔86号〕は、極めて珍しいケースですが、現場や作業中の基本的なルールを身につけていれば“起こりえない“トラブルです。しかし、実際の事故の大半は関係者から見れば想定外だったものでしょう。作業関係者へのルールの徹底、その上にたってその現場特有の状況や施工方法、タイムスケジュール、メンバー、使用機械などから何が起こりうることか。その確認と事前の対策が必要です。過去の事故事例に当てはめ、ここで起こるとすれば、というように考えてみてください。「起こりえないと起こりうる」の差は大きなものです。それぞれが、真剣に仕事に打ち込むために、安全を確実なものとすべく、全員が共通の認識をもって事前の検討と対策をお願いします。

★重機・車両の後方の安全対策に
NISHIOの「安全くんU−2」

・検知エリアを危険な車幅内に設定できます。
・マグネットで簡単に装着・セットできます。
・ブザーと回転灯でオペや周辺作業員に警報します。

〔安全くん86号‐2頁〕