トラック搭載型高所作業車の事故事例

<事例1>

高所作業車を坂の上に向けて停車し、後部でアウトリガーの張り出しを行っていたところ、急にバックしてきてガードレールとの間に挟まれた。

●災害発生防止のポイント

1.傾斜地での作業は極力避け、やむを得ない場合は高所作業車を前下がり方向に位置決めする。
2.駐車ブレーキを確実に掛け、車止めを全輪の坂下側に設置して車両が逸走しないよう措置を講ずる。
3.作業車を坂下側に立ち入らせない。

<事例2>

大屋根の天井に向かってバケットを上昇させていた際、天井の段差に気がつかず操作盤のフレームと天井との間に胸部を挟まれた。

●災害発生防止のポイント

1.運転操作時には後方、上方の状況を注意しながら指差し喚呼で確認を行い、よそ見運転をしない。
2.操作レバーの作動パターン(機能)を熟知し事前に動作を確認する。
3.作業高さに対し余裕のある機種を選定する。
4.危険予知訓練を行い、作業場周辺の状況を事前確認する。
5.危険が予測される作業では、作業指揮者を配置し作業計画に基づき周囲の状況を確認して作業を行う。

<事例3>

鉄骨間柱に壁の下地材を取り付けようと、運転者がバケットから身を乗り出し腕を伸ばした際、手すりから上半身を出し過ぎたため墜落した。

●災害発生防止のポイント

1.作業床を作業しやすい位置と高さにもって行き、安全に作業ができることを確認してからかかる。
2.高所作業を行うときは、作業床内であっても安全帯を使用する。
3.高所作業車使用時の作業手順について関係者に事前に周知徹底する。

〔安全くん87号‐4頁〕