ミニバックホウの転倒事故

右の表は、国土交通省のデータベース(H6年〜11年の公共工事の事故)にあるミニバックホウの転倒事故30件を分析(※注)したもので、上位3種類で91%を占めていることが分かります。その主な内容は、

①掘削小移動時に踏み外して転倒(12件)
法面天端、小段で足場自体は平らなところで、後進で移動する際に法面等を踏み外しての事故が多い。

②荷吊り作業中に転倒(11件)
規則で制限されている用途外使用であるが、フックの強度や吊り荷重の制限を無視しての作業が多い。

③自走移動中に転倒(4件)
急勾配の斜面を移動中2件、段差があるところに片側を乗り上げ1件、路肩洗掘した工事用道路で1件。
以上のような結果がでていますが、ミニバックホウは狭く凸凹が多い場所で使用されるケースが多く、中・大型機械では問題なく越えられる場所でもミニバックホウでは転倒する場合があるので、その特性を十分理解して使用してください。

※(社)日本建設機械化協会発行の「建設の施工企画」2007年5月号に掲載の「ミニショベルの転倒事故防止」(同協会施工技術総合研究所 研究第四部長 西ヶ谷忠明氏著)より

〔安全くん89号‐4頁〕