公衆災害の防止について

◆重点的安全対策項目に

国土交通省の各地方整備局では、工事関係作業に起因し工事関係者以外の第三者(公衆)に対する生命、身体および財産に関する危害や迷惑、すなわち「公衆災害」の発生が年々増加している問題を重視し、公衆災害について事故防止重点的安全対策項目と指定し対策強化を始めとした安全対策のより一層の向上を求めています。

◆見えない地下と見落とす空中がネック

中でも最も多いのが「地下埋設物損傷事故」、次いで「架空線および架空設備の損傷事故」となっています。
特に都市部では、地中に存在する空洞や地下埋設物が施工の障害となることが多くなっています。
埋設ガス管の破壊は特に危険性が高く、また水道や電気等、ライフラインの停止による生活活動や生命維持への影響等重大事故となる恐れがあるため、発注機関も事故を起こした請負業者に対する厳しいペナルティーを科する事例が増えつつあります。

◆事前の調査や

道路近辺での掘削工事では、図面と実際は微妙に異なる場合もあり、また狭い空間での作業が多い、時間的にも制約があるなど、オペレータにかなりの負担がかかります。
簡単な工事でも、埋設物の事前調査やもしものことを想定した作業計画の策定、危険な箇所では監視人の配置など、充分な対策が必要です。

〔安全くん89号‐6頁〕