飲酒運転を撲滅しよう!(その2)

〜 日本損害保険協会発行の「飲酒運転防止マニュアル」から 〜

3.酔いの正体は脳のマヒ

アルコールは、食道を通って胃と小腸の壁から血管に吸収されて肝臓に運ばれます。肝臓で分解できる量はほんの少しずつです。処理しきれないアルコールは血管に入り、心臓に向かいます。そして心臓から全身を回り、脳に到達するのです。脳には関所があって、害になるものはシャットアウトするしくみになっていますが、アルコールは水にも油にも溶ける性質を持っているため脳の関門を通り抜けて入り込み、脳の神経細胞をマヒさせます。酔いとは、アルコールによる「脳のマヒ」なのです。アルコールが脳に到達するまでに、空きっ腹なら30分、食べながら飲んでいて1時間くらいかかるといわれています。つまり、飲んですぐは酔っていないように感じても、酔い(脳のマヒ)はじわじわと進んでいくということです。
<酔っていないと思ってから酔い始め、脳のマヒでさらに思い込んでしまうことが恐ろしいですね>

4.アルコールが入っている飲食物にも注意

運転中、眠気覚ましのためや仕事中に酒は飲まなくてもドリンク剤を服用する方も多いのでは?しかし、このドリンク剤にもわずかですがアルコールが含まれているものがあります。1%のアルコールを含むドリンク剤を服用して実験したところ、10分後に動体視力が約15%落ちたという報告もあります。つまり、普通なら100メートル前に識別できるものが、85メートルに近づかないとわからないということです。たった1%のアルコールでさえ、これだけの影響を及ぼすのです。「体調が悪く、通勤途中でドリンク剤を2本飲んだら、点呼時にアルコール検知器が鳴ってしまった」という運転手さんの話もあります。いわゆるノンアルコール飲料や、ケーキやゼリーにもアルコールをけっこう含んでいるものがありますから、気をつけてください。
<風邪気味だからといって、風邪薬とドリンクを飲んで運転すると・・・。危険なことになりますね>

※日本損害保険協会のホームページ(http://www.sonpo.or.jp/)に、このマニュアルの内容が公開されています。
TOP → 刊行物 → 交通安全 → 飲酒運転防止マニュアル。その他の資料も公開されていますので、活用されてはいかがでしょうか。

〔安全くん90号‐10頁〕