強風時の労働災害

 すでにいくつもの台風が日本列島に訪れており、日本人は台風に慣れているといっても、天気予報には関係なく意外なところで集中豪雨や強風に見舞われるケースが増えています。
現場でも、予想以上の事態に驚くこ とも多いのではないでしょうか。

◆労働安全衛生規則第522条

「事業者は、高さ2m以上の箇所での作業を行う場合においては、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業に労働者を従事させてはならない」

◆風による死亡災害の種類

・高所作業中に風を受けてバランスを失い墜落
 → 手すり、柵、親綱の設置と安全帯の使用。作業姿勢にも気をつけて!
・風で足場が動いたためバランスを失い墜落
 → 足場の固定。ブラケット足場に多く、壁つなぎの補強、風荷重への対策
・運搬中の資材が風を受け、バランスを失い墜落
 → 大きな面積をもつものは風の抵抗が大きい。運搬方法や人数の配置の検討を
・風で物が落下し、これに当たり墜落
 → 物を仮置きする場合、荷くずれや風で飛ばないよう厳重に措置すること
・クレーン等で吊っていた物が落下し被災
 → 玉掛、クレーン操作上の安全確認と吊り荷の下に入らないことの徹底
・風で飛ばされたものが当たり被災
 → 仮留めしている部材や仮置きしているものの点検
・風によりプレハブ、足場、建物が倒壊して被災
 → 問題箇所を補強しておくこと。 危険な状況が予測される場合は直ちに離れる

〔安全くん94号‐2頁〕