熱中症!? あわてず正しい対処方法を!

(93号にて簡単な予防策と防暑グッズをご紹介しました。今回は、その続編です)

1.熱中症による死亡災害の発生状況・・・毎年発生しています

■平成17年=23人(13人)、18年=17人(14人)、19年=18人(10人)
・・・全産業(建設業)
☆発生件数が多い時期(3年間58人の累計)
■7月=19人(33%)、 ■8月=25人(43%) 
・・・7〜8月で76%を占める多発月
以上のように、熱中症による死亡災害は毎年のように7〜8月に発生しています。
実際に現場から病院に運び込まれた人の数はこの何倍にも及ぶでしょう。

2.熱中症の危険信号は・・・こんな症状です

□高い体温、 □赤い、熱い、乾いた皮膚(全く汗をかかない、触るととても熱い)
□ズキンズキンとする頭痛、 □めまい、吐き気
□意識の障害(応答が奇妙である、呼びかけに反応がないなど)

3.現場での応急処置が大切です! とにかく冷やすこと

上記のような危険信号がでたら緊急事態! 119番への通報とすぐに体を冷やし始めることが必要です。

(1)涼しい環境へ避難 ・・・ 風通しの良い日陰やクーラーの効いている室内に
(2)脱衣と冷却
・衣服を脱がせ熱を発散させる。水をかけ、うちわや扇風機などで冷やす
・氷嚢などを首筋、脇の下、太ももの付け根、股関節に当てて体内の血流を冷やすのも有効
※救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。
救急車を要請しても、到着前から冷却を開始することが求められます。
(3)水分・塩分の補給
・冷たい水を与える。胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合は、失われた塩分を補えるスポーツドリンクなどが最適。応答が明瞭で、意識がはっきりしているなら、水分を口から補給できますが、意識障害があるときは、誤って気道に流れる可能性もあり、また吐き気を訴える場合も口からの水分補給は禁物です。
(4)医療機関へ運ぶ
・自力で水分補給ができないときは、緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法。
※実際に、熱中症の半数近くが医療機関での輪液(静脈注射による水分の投与)や厳重な管理(血圧や尿量のモニタリング)が必要となっています。

(出典:環境省 熱中症保健指導マニュアルより)

〔安全くん94号‐4頁〕