自分は気づかない「危険との隣り合わせ」
〜人の振り見て我が振り直せ〜

本人は全く気づいていない「ヒヤリハット」。これは意外に多く、回りから見ているとドキッ!とする瞬間が結構ありますね。たまたま出くわした、4〜5人でされていた道路上での工事のシーン。

@後ずさりしながら一輪車を動かす人のかたわらを、肩の荷でその姿が見えないのかギリギリで通り過ぎた人がいた。

A作業員が前方に注意をとられ足元の外れかかっている溝のフタに気づかず、偶然にまたいで通り過ぎた。

B自転車に乗った人が、立入禁止のサインに気づかず、工事中の穴のあいた場所のそばを通過した。

いずれも、すべての当事者は何事も起こらなかったような感じで推移しましたが、向かいのバス停で5分程度待っているあいだの出来事に私は驚きました。

「いやいや、実は、登場人物すべてがその危険を知っていてうまくかわしているんだよ」という方も居られるでしょうが、それにしても一歩まちがえば大ケガになっていたかもしれません。 普段の毎日もこのようなギリギリの状態で“何事も起こらなかった”というのが実際ではないでしょうか?

「人の振り見て我が振り直せ」

他人のやっている動作や態度で好ましくないと感じたら、その相手をとがめる前に、自分も同じようなことをしていないか、他人の行動を自分のこととして反省し、直すべきところは改めよという教え。
自分のヒヤリハットだけでなく、チームのメンバーの動きを見ていてのヒヤリハットも指摘しあうことで、自分自身が気づかない“危険”がわかるのではないでしょうか?

〔安全くん102号‐6頁〕