要求されるのは『S・Q・C・D + M・E』の確保

建設業に限らず、生産現場で掲げられているスローガンに
SQCD
があります。

1.S 〔Safety〕=安全衛生の確保、
2.Q 〔Quality〕=品質の確保、
3.C 〔Cost〕=原価の確保、
4.D 〔Delivery〕=工期・工程の確保

現場の職長にはこれら4つの確保が求められています。その第一番目にあげられている「安全衛生の確保」。
現場で働くメンバーの安全が確保されなければ、その他の項目も確保できません。
そして、最近ではこれらの4つの項目に加え、次の2項目も要求されるようになってきました。

5.M 〔Man〕=人間関係の確保、
6.E 〔Environment〕=環境の確保

どこの職場でも同様ですが、やはり「人間関係」がうまくいかないと仕事も思うようには回りません。特に施工内容、場所、天候など、常に一定でない建設現場では、メンバーの“気分”の変化も大きく、これが人間関係にも影響し、作業全体に大きな影響を与えます。
職場の雰囲気作りは、職長の人生経験や人柄にも左右されるものです。過去に接してきた職長や上司を思い浮かべ、自分なりの職長像を描き目指してください。
そしてもう一つの要求項目は環境問題です。産業廃棄物の処理や騒音・振動、汚濁水の処理など、近隣住民の生活環境を壊さない配慮が必要です。現場のルールに従い、適正に対応してください。油断すると気が回らないメンバーの不注意で大きな問題になりかねません。職長が目を光らせる必要があります。

※職長は、このように大変な役割を担っていますが、「腕の良い職長は、遠くで見ていて作業を管理する」 といわれます。メンバーより一段高いところから職場や作業を見渡し、立派な仕事を残すこと。そして、やるべきことを確実にやりとげ、職長にしかわからない満足感、達成感をしみじみと味わいながら次の現場へ。かっこよく、頼もしい職長の姿が目に浮かびます。

〔安全くん103号‐6頁〕