KY活動に全員が参加し、ヒヤリハットの引き出しのために

ヒヤリハットの提出を求める際、用紙を配るだけではなかなか集まりません。そこで、普段のKY活動やミーティングなどで意識していただきたいことを紹介します。会話を通じて、自分の経験や意見も整理でき、積極的に発言できるようになるのではないでしょうか。

・気軽に発言できるような雰囲気づくりを。
・これまでの作業中に「危ない」と思ったことなど各自の体験談を引き出す。
・全員に発言させることで、自分自身の問題としてとらえ、安全活動に前向きになる。
・話好きの者やベテランたちの発言が多くなるが、口数が少ない者にも発言させ、理解度を確認する。
・熟練者は、KY活動を軽視しがちになるが、まとめ役にするなど積極的に参加できるような工夫をする。
・新しく行う作業やイメージさせにくい場合は、マンガや災害事例を活用する。
・危険予知の内容がマンネリ化しないように気をつける。危険が、いつ、どこで、どのように発生するのか、できる限り具体的に説明する。このことは、あいまいさの解消にもつながる。
・リーダーは、作業員の目を見て話す。KYボードに書き込むときなど、作業員に背を向けているときは、話をしない。
・直接、作業する場所でKYを行うことは、現実感があり効果も高い。
※安全は機械や機材で作るものではなく、人と人でコミュニケーションを通じて作り上げていくものなのですね。

今回の解説コーナーおよびマンガは「建設業しんこう」(財団法人 建設業振興基金 発行)の’07年8月、10月号に掲載されていました「シリーズ 安全は企業経営成功の鍵 建設現場のヒューマンエラー対策を考える 前・後編」(著者:独立行政法人 労働安全衛生総合研究所 高木元也氏)から出典および参考としています。

〔安全くん104号‐6頁〕