「誘導なしではバックしない」
〜車両系建設機械や車両系荷役運搬機械による災害の防止〜

ブルドーザ、バックホウ、ローラなどの車両系建設機械とショベルローダ、フォークローダ、不整地運搬車などの車両系荷役運搬機械に関する規則で「作業場所の立入禁止または誘導者の配置」「誘導者の合図」は共通しています。
(安全衛生規則、151条6、7、8 / 157・158条・159条)
簡単にまとめると以下のようになります。

①転落・転倒のおそれがある路肩での運転は、誘導者を配置して、その者の誘導により運転させる。

②作業場所は、運行経路を含めて関係者以外の立入禁止の措置を講じる。やむを得ず作業者を立入らせる場合には、誘導者を配置する。

③運転者は誘導者の指示にしたがわなければならない。

④誘導者を配置するときは、一定の合図を定め、誘導者に合図を行わせる。また、誘導者には、腕章を使用させる。

この他にも、“誘導者”の配置は、「明り掘削時の後退接近・転落の防止」(365条)、「ずい道等の建設作業」(388条)、「採石作業時の後退接近・転落の防止」(416条)にて定められています。
(なお、高所作業車にも誘導者を配置しなくてはならない条項があります)
つまり、これらの重機作業には「誘導者」を配置し、その誘導に従って作業、移動をすることが義務付けられていることになります。
そして、その中でも最も危険が高く、運転者と誘導者が“呼吸をあわせて”行わなければならないのが重機等の後進=バックです。
「誘導なしではバックしない」あるいは「合図なしではバックしない」は、これらの規則を守ることや実際に発生した事故事例からの教訓を端的に表した標語です。
毎日、作業前に運転者と誘導者(指名されたもの)が合図の方法を確認しあい、お互いが協力し合って安全な作業を進めていってください。

〔安全くん106号‐6頁〕