夜間工事の安全
〜明暗の差にも注意を〜

道路上での夜間工事には、重機災害、もらい事故の危険に加え、夜の暗さ、気温の下降、従業員の体調、周辺の住宅などの問題があります。ここでは、特に“暗さ”への対策について考えてみます。

1)照明機器

必要な明るさの確保は言うまでも無く、作業エリア内で差があると目がそれにあわせようとして疲れを呼び起こすことになりますので、明暗の差が少なくなるように機器の配置・台数を用意してください。安全面と品質管理面でも重要です。さらに周辺の住居への影響も考えなくてはなりません。照明機器には、一定の方向を照射する方式とバルーン式のようにやわらかい光を広くそそぐ方式があり、場所により最適の機種を選んでください。最近では、発電機、ランプ等による環境面での配慮も選定の基準になると思われます。

2)通行車両への対策

“もらい事故”や通行車両同士の交通事故を避けるために、工事の告知、誘導用の機材にも配慮してください。注意を引くとともに、運転者に危険を明確に認識させ、対応(徐行、一旦停止、迂回等)させるような告知方法をとらねばなりません。現場の位置が交差点やカーブ・坂道により運転者からどのように見えるかもポイントになります。事前に通行して想定しながらこれらの状況にあった機材と配置をお考えください。なお、あまり強烈な光や点滅も目に残像がやきつき逆効果になりかねません。

3)工事範囲以外にも配慮を

なお、作業場所だけでなく、人や自転車の通行場所、作業員が動く範囲も十分に配慮してください。照明に目がなれていないと、ちょっとした明暗の差で階段を踏み外したり、側溝に落ちたりすることもあります。段差、電柱、花壇などにも危険がひそんでいます。上手に、照明機器や安全対策機器をご活用下さい。

〔安全くん108号‐2頁〕